青蓮院門跡を訪れました。
「門跡」 という言葉、あまりなじみがないのですが、
皇族や貴族が住職を務める、位の高いお寺を指すそうです。
青蓮院も、平安時代、行玄大僧正の代に、帰依した鳥羽法皇が、
ココに院の御所として準備したのが、起源とのこと。
門前には、圧倒されてしまう大きなクスノキが植わっています。
こんな巨木が五本あり、京都市の天然記念物になっています。
境内には、二つの庭が広がっています。
こちらは、室町時代の相阿弥作と伝えられる池泉回遊式庭園。
龍心池を中心としたお庭です。
池は、小御所の建物に迫っているところが良いです。
夏でも涼をとることができそう。
そして、こちらは小堀遠州作の霧島の庭。
春には霧島つつじを楽しむことができます。
こんな長くて大きな手水鉢もありました。
「一文字手水鉢」 といって、豊臣秀吉が寄進したそうです。
格式高いお寺だけあって、境内にある建物はどれも立派。
建物群をぐるっと内覧することもできました。
・・・・・・・・・・
【所要時間】 約1時間
【拝観料】 500円
初めて訪れましたが、なかなか見ごたえのあるお寺でした。
メジャーどころで言えば、天竜寺のミニ版といった感じ。
訪れる人も少なめなので、ゆっくりとすることができます。
国宝の青不動明王はココにはありません。
山上の青龍殿に安置されているそうです。
青蓮院門跡