今日は東京駅周辺を散策しています。
ウルフギャングステーキ で食事をした後、ちょうど上の明治生命館が、無料公開しているとのこと、立ち寄ってみました。
ギリシャ神殿のようなコリント式列柱がデザインされた、美しい建造物です。
驚くのが、戦前の1934(昭和9)年にできた鉄骨鉄筋コンクリートのビルとのこと。
東京大空襲をへて、戦後はGHQに接収され、アメリカ極東空軍司令部として使用された歴史もあるのだそうです。
昭和の建築物としては、初めて国の重要文化財に指定されました。
今日は、週末で会社が休みということもあり、1、2階が公開されていました。
外装と同じく、古典主義の意匠で構成された内装も見事。
床、壁、柱の全てに天然の大理石が使われており、贅沢な空間に仕上がっています。
足元には天然の証、アンモナイトの姿も!
天井には中心にトップライト、まわりには花型のレリーフがあしらわれており、空間全体が芸術作品のようで見事でした。
この空間は、お客様ご相談センターとして、現役で利用されているそうです。
また、興味深いのが、至るところに残る、当時の最新設備です。
こちらは空調設備で、左下のつまみが風力調整、格子の部分が風口に。
また、各階から手紙が出せる、メールシュートなんて設備もありました。
食堂には、1階から食事が運ばれた給仕用のリフトも残っています。
その他、各室を見学できるようになっており、とても見ごたえもありました。
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- 所要時間: 20分程度
- 入館料: 無料
土日は11:00~17:00。水木金はエリア限定で16:30~19:30。
鉄骨鉄筋コンクリートという現代建築でありながら、外装、内装ともに見事です。
80年以上たっても現役で利用されている点も、素晴らしいことだと思います。
このように、デザインがあせることなく、長く使える建物がより増えれば良いなと
改めて感じました。
東京駅から徒歩5分程度で来れるので、立ち寄るスポットとしてオススメです!
明治生命館
東京都千代田区丸の内2-1-1
★★★★★