建仁寺を訪れました。
国宝に指定されている、俵屋宗達の 「風神雷神図屏風」 を所蔵している
お寺としても有名です。
訪れてみると、これがなかなか見ごたえたっぷりのお寺で、
方丈の各お部屋の襖絵が見事です。
こちらは安土桃山時代、海北友松によって描かれた 「雲龍図」 です。
とても迫力のある空間が広がります。
こちらは、2014年に奉納された、鳥羽美花氏の 「舟出」 。
型染めと呼ばれる技法で描かれた襖絵で、横一面に広がります。
今の時期はちょっと寒気を感じてしまうほど、迫力があって印象的でした。
また、お庭も見ごたえがあります。こちらは、潮音庭。
まだ紅葉が落ちきっておらず、楽しむことができてラッキーでした。
方丈前には、大海原に浮かぶ島々の雰囲気が伝わってくる枯山水 「大雄苑」。
「○△□乃庭」 なんていうのもありました。
禅宗の四大思想の地水火風のうち、地□水○火△で表現しているのだとか。
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【滞在時間】 約1時間
【拝観料】 500円
方丈庭園や中庭も見ごたえあり、各お部屋の襖絵も楽しめて、
ちょっとした美術館のような印象のお寺でした。
残念なのが、風神雷神図屏風や雲龍図など一部展示されている作品は、
高細度デジタル複製で本物ではありません。
そのかわり、境内の中では、一部を除いて写真撮影は自由になっており、
時代のニーズにあわせた対応をしてくれています。
オススメです!
建仁寺
★★★★☆