今日はどこ行こう?

日本国内で行った観光地、食事、宿をスポットごとにご紹介。どうだった?を知りたい方へ。

【京都迎賓館】 まるで美術品の結晶!日本の伝統技能が詰まったおもてなしの館

今回の連休は、一泊二日で京都を訪れました。

京都御苑を散策していたら、「京都迎賓館一般公開」 の看板が。

早速、行ってみることにしました。

 

 

見学はガイド付きのツアー制で、所要時間は約1時間半です。

予約なしで行ってみたのですが、すぐに地下の待合室へ通してもらいました。

 

地下は本来駐車場になっているのですが、

見学者向けに、荷物預かりロッカーなどがあり、待合室として使われています。

まるで空港のようなしっかりとした持ち物検査を受け、

迎賓館の紹介ビデオを見ながら、ツアーの出発を待ちます。

 

地下は一切撮影禁止ですが、地上は基本撮影OK。ありがたいです!

 

 

樹齢700年のけやきの一枚板!が使われた正面玄関の扉を開け、

いよいよ、迎賓館の中へ入ります!

 

 

中は、行灯のともされた廊下をぬけて、奥へとすすんでいきます。

障子や行灯は、どれも一切釘が使われていないのだとか。

全て職人さんの高度な手仕事によって仕上げられています。

 

廊下板にもケヤキが使われていますが、表面には特殊な加工がされており、

ハイヒールなどの土足にも耐えられるようになっているそうです。

 

 

まずは、聚楽の間です。

ロビーとして位置づけされる部屋で、随行員の待合などに使われます。

 

 

釘をつかわない 「京指物」 という技能と、

椅子の座面には、有職織物というものが使われています。

華やかながら品のある朱色の座面と、木の質感がマッチしています。

 

 

続きまして、夕映えの間です。

大臣会合などの会議や、晩餐会などの待合に使われるそうです。

特筆すべきは、東西の壁面にある絵が、

たて2.3M、横8.6Mものつづれ織りにの技法による織物になっています。

 

 

東側は、比叡山を月が照らす様を描いた 「比叡月映」 という作品。

 

 

西側には、愛宕山に日が沈む様を描いた 「愛宕夕照」 です。

それぞれ、下絵は日本画家の箱崎睦昌氏が手がけています。

 

雄大さを感じる絵も素晴らしいですが、

織物でありながら、色の濃淡、緻密な絵を描ける技能にも感動します。

 

 

夕映えの間からは、廊橋を中心に庭園をのぞむことができます。

 

 

こちらは、迎賓館最大の空間になる、藤の間です。

洋食の晩餐会や歓迎式典の会場となる部屋で、

宮中晩餐会の形式で約60名、円卓の形式で約120名の会食ができるのだそう。

 

 

目を引くのが、日本画家の鹿見喜陌氏の下絵をもとにつくられた、

タテ3.1M横16.6Mの巨大なつづれ織りによる織物です。素晴らしいです!

 

 

舞や能、雅楽など伝統文化を紹介するために舞台が用意されています。

 

 

この舞台扉の装飾も実はすごいんです!

截金の人間国宝・江里佐代子氏による作品で、

金箔とプラチナ箔で、とても繊細な装飾がほどこされています。

 

 

最後は、桐の間です。和食の晩餐会で使われる部屋になります。

真ん中の座卓は、長さ12Mの一枚板が漆で仕上げられています。

また、海外の方むけに座れるように、掘りごたつになっているのも特徴的です。

 

 

座椅子の背面には、政府の紋章である、「五七の桐」 の蒔絵が描かれています。

漆の深い黒と光沢感、そして蒔絵、ここでも高い技能をみることができます。

 

 

こちらからも中庭をのぞむことができます。

 

 

庭園で使われている石は、例えば橋の基礎部分など多くは再利用されたもの。

この梅の花のような穴のあいた靴脱ぎ石も、

塩田の水車の軸受けで使われていたものなのだそうです。

 

 

最後は廊橋をわたり中庭を眺めながら終わりです。

 

 

舟遊びも用意されていました。

実際に、ブータン国王夫妻が来日された際、こちらを楽しまれたそうです。

 

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【所要時間】 約1時間半

【参観料】 2000円 (ガイドツアー形式)

 

ガイドツアー形式の見学でした。

予約なく立ち寄ったのですが、運よく?さほど待たずにツアーに参加できました!

 

建物から建具、調度品にいたるまで、全てが美術品といっても良いものばかり。

海外からの国賓を、誇りを持ってお迎えできる、秀逸な施設でした。

小さな素晴らしい一品にもしっかり気が付ける、ガイドツアー形式もオススメです。

 

現在、水曜日と使用日などをのぞき、幅広い日程で一般公開されています。

週末も見学できます!

 

参観日の日程は、公式サイトで確認を。予約していった方が無難です。

京都御所とともに、京都の新定番観光スポットとして是非どうぞ。

京都迎賓館内閣府

京都府京都市上京区京都御苑23

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