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「三養荘」宿泊記① まずは広大な日本庭園と歴史ある館内散策

今日は、静岡の伊豆長岡温泉にある、三養荘を訪れています。

チェックインは15時。

仲居さんに部屋まで案内してもらい、一息ついたら、早速広大な敷地内を散策してみます。

 

 

まず館内で是非見たかったのが、食事処 「雄峰」 にある、人間国宝・江里佐代子氏の、舞台壁面にほどこされた截金(きりかね)作品。

仲居さんにその旨を伝えると、お忙しい中、快く案内していただきました。

 

 

京都迎賓館 で、初めて截金をみた際に、その細密な作品内容に感動し、こちらでは景色が描かれているとのこと、とても関心がありました。

 

 

近くでみると、その手仕事の細かさが本当に伝わってきます。

一本一本の線、金箔や金粉が散りばめられて、一枚の画が仕上げられています。

とても気品のある、美しい作品です。

 

 

そのほか、今は使われていないバー (狩野川) なども案内していただきました。

明治時代の東京市長の田舎家を移築したものだとか。

天井の太い梁の組みが見事です。まるで時間が止まったかのようなレトロ感でした。

 

 

食事処をあとにし、新館内をゆっくりと玄関へむかって戻ります。

途中の廊下がとても長いです!端から端まで100Mはありそう・・・。

 

 

ただ、この長い廊下も 「散策路」 にしてしまうのが、三養荘です。

窓の外には、滝や小川、青紅葉、竹林と変化に富んだ庭を楽しめます。

 

 

また、正面玄関の6枚のふすま。こちらも見事な一品です。

 

 

扇の中には、季節の花の細密画が散りばめられていました。

 

 

正面玄関を出たら、いよいよ3000坪の広大な日本庭園を散策してみます。

 

 

庭園は、京都の庭師・小川治兵衛によって手がけられました。

自然景観と水をもちいた庭づくりのスペシャリストです。

 

 

伊豆箱根の山々を借景に、京都の東山をイメージしてつくられたそうです。

 

 

庭園の面して、岩崎久彌の別荘として使われた、本館の建物が連なります。

京都から大工を呼んで建てたという、京風の数奇屋建築の建物は、登録有形文化財に指定されており、現在も客室として泊まることができます。

 

 

その中のひとつ、小高くなっている建物は 「御幸の間」 です。

昭和32年昭和天皇・皇后両陛下の静岡国体訪問の際に建てられたもので、床下にも警備の方が入れるような設計になっているのだそうです。

 

三養荘は、現在も植樹祭などの際、皇室の宿泊先として利用されるのだとか。

 

・・・・・・・・・・

 

館内も日本庭園もまるで美術館のよう、どれも素晴らしかったです。

宿泊の際は、朝9時から建物や庭園の説明を聞きながら巡れる庭園ツアーが実施されていて、オススメです!

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伊豆長岡温泉 三養荘

静岡県伊豆の国市ままの上270

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