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【伊豆山神社】 頼朝と政子の腰掛石も!見どころたっぷりな「伊豆」発祥の神社

今日は熱海を訪れています。

今年の初詣はまだだったので、伊豆山神社を訪れてみました。

 

 

元々は、この山の下にある霊湯「走り湯」に由来し、走湯権現走湯山と呼ばれていたのだそうです。

また「伊豆」という地名の由来にもなっているのだとか。

 

昨年2022年はNHK大河ドラマ「鎌倉殿の十三人」で活気づいた静岡ですが、ココ伊豆山神社も、源頼朝北条政子が結ばれた場所として、ゆかりがあります。

 

 

伊豆山神社は高台にあり、参道はひたすら長い階段が続きます。

一番下の伊豆山浜からだと、なんと837段もあるようです!

でも今回は駐車場のある、ちょっと下の「市道648段」からスタート。

 

 

本殿までは200段弱ですが、それでもこんな感じで登り甲斐があります。

 

 

本殿に到着。急にフラットな境内が開けます。

 

 

目を引くのが、手水舎の紅白の龍。

赤白二龍といって、赤龍は火、白龍は水の力をもち、二龍あわせて温泉を生み出す、「走り湯」をつかさどる最強の守護神で、強運のご利益があるのだそう。

 

 

本殿を参拝。欄間の彫刻が、彩色豊かで躍動感もあり見事。

中心に鯉の滝登りと龍、麒麟などが彫られています。

 

後で知ったのですが、彫刻は復元で、元々「波の伊八」の作品なのだとか。

波の伊八は、千葉・房総を中心に活躍した江戸時代の彫刻師で、「関東に行ったら波を彫るな」(伊八に勝てない)と言われるほど、波や龍の彫刻を得意としていました。その高い完成度は、葛飾北斎の作品にも大きな影響を与えたと言われています。

脇の資料館に元の彫刻が展示されているようなので、またの機会には必ず。

 

 

境内には、源頼朝北条政子が腰をかけたと伝わる、腰掛石も。

座ることもでき、ご利益がありそうです。

 

 

相模湾を見渡せる眺望も見事です。

 

 

東海道本線や新幹線も通るので、電車好きの子供も大喜びでした。

 

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  • 滞在時間: 約20分
  • 拝観料: 無料

 

駐車場は二か所。今回駐車した二の鳥居近く(下駐車場・8台程度)と、本殿脇(上駐車場・30台程度)があります。

いずれも行くのに急坂と細道なので、車の運転に注意が必要です。

 

大きくはないですが、いろいろ見どころの詰まった神社です。

「伊豆」の名前発祥の地、珍しい紅白の龍、源頼朝北条政子が結ばれた歴史と腰掛岩、さらに波の伊八による欄間の彫刻、そして眺望も見事。

見逃しましたが、小泉今日子さんが奉納した鳥居もあったようです。

本殿脇に小さな資料館があり、次回はこちらも立ち寄ってみようと思います。

オススメ!

伊豆山神社

静岡県熱海市伊豆山708-1

★★★★☆