今日は新潟県上越市にある、くびき野レールパークを訪れました。
くびき野レールパークは、昔、運行していた軽便鉄道を保存している施設です。
かつて上越市の新黒井駅と浦河原駅の間の約15㎞を、頸城鉄道という軽便鉄道が走っていました。1914年に開通、1972年となり、60年弱活躍しました。
現在は、有志のNPO団体「くびきのお宝を残す会」によって、当時の旧百間町機関庫の跡地をレールパークとし、熱心な保存活動がおこなわれています。
一般公開は、年間でわずか数日しかなくかなりレア。ちょうど新潟を訪れていたタイミングで5月5日のこどもの日にあわせて、公開があったので訪れました。
保存車両は8両。機関庫で保管されており、乗車体験もおこなっています。
当時から残る機関庫は、豪雪地帯にあるとのことで、屋根の骨組みがまた見事。
軽便鉄道ということで、コンパクトな車体は、まるで大きな鉄道模型のようです。
蒸気機関車2号機「コッペル」。1911(明治44)年製。
頸城鉄道で活躍後、西武鉄道山口線で動態保存されていたものが、里帰りしたのだとか。現在は動きません。
ディーゼル機関車DC92。かつて頸城鉄道に3両在籍していたそうです。
足回りが面白く、1号蒸気機関車を転用しているとのこと。
実際に乗車体験の際に、客車を牽引して動く姿を楽しむことができます。
内燃客車のホジ3。
なんと客車にエンジンを搭載して、自走できるように改造した珍車です。
見学した時は、客車として使用されていましたが、こちらも動くとのこと。
木製でぬくもりのある内装、つり革や網棚もちゃんとついています。
動力部分の台は荷物置き場として使われていたのだとか。
全てが木製で、文字も手書きですもんね。
こんな車両が実際に走るのですから、驚きです。
その他、いろんな車両があるのですが、乗車体験もできます!
こちらは、無蓋貨車ト5ですが、真ん中に畳の椅子が用意され、腰かけて乗車できます!
往年の軽便鉄道がこんな感じで復活します!
旧機関庫構内を往復運転するような形ですが、かなり貴重な体験が楽しめます。
運行間隔は30~1時間に1回、乗車体験は約10分。
無料ですが、寄付金を募っています。
ささやかな応援ですが、クリアファイル(各500円)を購入しました。
ディーゼル機関車のDC92と、客車のホジ3の2種類のデザイン。
それぞれの車両を、面白くわかりやすく、イラストとともに紹介されていました。
お土産のグッズとしてオススメです!
▼ 上越妙高タウン情報より。走行シーンが見られます!
・・・・・・・・・・
- 滞在時間: 約1時間
展示内容はもはや博物館レベル。かなり貴重なものを見せていただきました。
有志の方が懸命に保存管理され、しかも動く状態で、今日まで継承されていることに頭が下がります。
一般公開は年に数回しかなくかなり貴重ですが、鉄道好きの方であれば、足を運ぶ価値は十分あるように思いました。必見です!
ちなみに次回は6月16日(日)とのこと。
直江津D51レールパーク が、6月15日(土)公開日のようなので、一泊二日で鉄旅いかがでしょう?宿泊は直江津駅前の ホテルセンチュリーイカヤ で洋食お弁当の夕食プランをセットあたりで。
トキ鉄の観光急行乗車や、直江津駅で鉄道鑑賞を入れればプラン一式完成です。
▼ 公開日を確認してから訪問を!
kubikino-railpark.jimdofree.com
参考になったらクリックしていただけると嬉しいです (*^^)v
くびき野レールパーク
★★★★★