山形旅行一日目。
奥羽本線の峠駅 を訪れた後は、鉄印活動です。
今回は、山形県の置賜地域を走る、山形鉄道の鉄印を手に入れたいと思います。
今泉駅は、JR米坂線と山形鉄道が共同使用している駅になります。
ここから鉄印を販売している、拠点駅の長井駅まで、わずか2駅ですが、子供たちを乗せたいと思います。
山形鉄道は、南陽市の赤湯~白鷹町の荒砥間30.5㎞をむすぶ、フラワー長井線を運行する第三セクターです。かつて、JRの長井線だった区間を引き継いでいます。
米坂線は今、この今泉駅から新潟の坂町駅までの間が、2022年の豪雨災害で不通となっており、列車は米沢~今泉間での往復のみで、新潟方面へ向かう場合、この駅で代行バスの乗り換えになります。
なので、折り返しで停車中の米坂線を見ることもできました。
こんな感じで、左が山形鉄道・フラワー長井線、右がJR米坂線のホームで分かれています。フラワー長井線のホームは昭和の面影を残す一方、JRは近代的にアップデートされてるのがなんとも対照的ですね。
長井線のホームです。
駅の行先看板や、木造の屋根の骨組み、昔ながらのスピーカーが吊り下がっていたりと、なんともノスタルジックな雰囲気です。
12時49分発の荒砥行きの普通列車に子供たちを乗せました。
沿線にある、川西町の川西ダリア園をイメージして、ダリアを全面にラッピングです。
さすが「フラワー」長井線!
この他、白鷹町の紅花、南陽市のさくら、長井市のあやめといったラッピング車両もあるようです。
車両はロングシートでした。
子供たちを見送って、私は車で長井駅へ向かいます。
駅のホームは4線もあるのに、結局単線になってしまうのがローカル線あるある。
JR米坂線と共用しているんですね。
というわけで、長井駅まで来ました。とても立派な駅舎です。
長井市役所の一角が駅舎になっています。
鉄印もゲットしました。
和紙に、沿線の桜と紅花、あやめ、ダリア、真ん中に山形鉄道のマークをあしらった家紋のようなデザインのスタンプ。文字も達筆で、見栄えのする鉄印です。
そして、グッズをのぞいてみようと思ったら、お店の前になぜか改札が?
なんと無人の売店になっていました!スマートストアというのだとか。
入口に貸し出しのスマホがあって、これをかざして入店、買い物、退店を管理する仕組みになっています。
レジはなんとこれだけ。レジスキャンとスマホのQRコードをフル活用です。
支払いはクレジットカードか電子マネーで、現金は不可。
長井市では、この他にも伊佐沢という地域に、単独店でスマートストアがあり、人口減少の時代、極力人手に頼らない店舗の運営方法として、導入されているようです。
地方ではすでに人口減少、人手不足を深刻な問題として受け止め、その対策を模索している姿を感じる機会になりました。
JR米坂線の復旧もそうですが、ローカル線存続の是非もそのひとつですもんね。
ささやかながら応援として、山形鉄道オリジナルのクリアファイル(各400円)を購入。
フラワーな列車が四種並んだデザインのものと、長井線のうさぎキャラクター「もっちぃ」と 仲間 部下たちのさくらんぼ収穫シーンの二種。
ちなみに「もっちぃ」は、宮内駅の駅長としてかつて実在したうさぎで、これをキャラクター化しています。かわいいですね。
山形鉄道では、かなり推しています!
・・・・・・・・・・・
フラワー長井線、日中は本数が少なくて1時間半に一本の運行、チョイきつめのスケジューリングでした。
今回は、今泉駅で米坂線もチェックしつつ、長井線に乗車するというプランで、今泉駅~長井駅間の2駅9分の小さな旅にまとめてみました。
他に乗車区間としては、車両基地のある起点の荒砥駅から長井駅までも良さそう。
乗車時間は約20分で、途中、日本最古のトラス橋、最上川橋梁(荒砥鉄橋)を渡ることもできます。1887年(明治20年)から東海道線で使われていたものを転用し、100年以上経た今も現役の貴重な橋です。
今回乗車した列車
今泉(12:49)~長井(12:59)(約9分)
乗車券340円
▼ 運行情報など詳細は公式サイトで確認を。
参考になったらクリックしていただけると嬉しいです (*^^)v