9月二回目の三連休は、箱根へ。
途中、松田町にある、西平畑公園を訪れました。
西平畑公園は、松田山の中腹にある公園。
よく東名道を通る方はご存知だと思いますが、大井松田IC付近の斜面にある、あの公園です。2月頃は一面に河津桜のピンク色に染まるのが印象的。
前から、入口に掲げられている「お山のポッポ鉄道」なる看板が気になっていて、子鉄の親としては、見逃せません。調べてみたら、ミニSLがあるらしい。
時期はお彼岸で、暑さもゆるんで曇ってもいたので、訪れてみることにしました。
案内をみて驚いたのが、ミニSLなのに、乗車時間がなんと20分!
全長は1100m、公園内をとぐろをまくようにレールの絵が描かれており、軽く乗るタイプのミニSLでない感じが伝わってきます・・・。
まだ暑いので、三連休の午後なのに駐車場はガラガラ。
階段をあがってすぐのところに駅があるようです。
これが、ミニSL「ふるさと鉄道」の駅です。
ホームは複線、しかもどんづまりになっており、転車台も備えています。
なにしろ20分も走る上、なんと単線。
ダイヤが組まれており、35分ごとに1本ペースで運行されているようです。
河津桜の時期は、増便するみたいです。
基本はロマンスカーとロケット号の二種で、今日はロケット号が運行。
客車は5両で、なかなかガチな編成です。
私達のほか、3グループほど乗せていよいよ出発!
桜のトンネルを抜け、鉄橋を渡ります。
音も本格的で、深みのある轟音をたてて抜けていきます。
途中、路面電車モードに。歩道の上にもレールが敷かれており、ミニSLは果樹園の軒先を抜けていきます。
そして、列車は森の中で一旦停止。
ここから山頂を目指すのですが、急勾配なので、なんとスイッチバックが2か所、設けられています!
最後尾の車両に車掌さんがついており、ポイント切り替えや安全確認をしながら、ゆっくりとのぼっていきます。
走行中、後ろを振り向くと、バランスを崩して、車両が脱線してしまうとのことで、みんな我慢です。
スイッチバックを終え、列車は山頂を目指します。
途中、柱が倒れてくぐるようなところもあり、なかなか面白いです。
山頂には車庫があり、脇に手作りのトンネルがあります。
トンネルを抜けて一旦停止。山頂に到着しました。
下車はできません。車掌さんが下の駅と連絡をとって、再び出発です。
今度は全線が下りになるため、ややスピードがはやめ。
また、山の中で、スイッチバックを2回繰り返します。
途中、複線になっている場所がありましたが、桜まつりの増便の時、ここですれ違ったりするのでしょうね。
また、果樹園の軒先を抜けて、
駅に到着です!お疲れ様でした。
最後に機関車は、転車台で方向転換し、また先頭に着け直され、出発を待ちます。
乗車後は、日が差し暑くなってきたので、公園からの展望だけ楽しみました。
展望棟のような建物、松田山ハーブ館がありますが、今日は中に入れず。
ふもとには広がる花々は、松田山ハーブ園。
その下には、いつも通る東名道が伸びています。
海は相模湾。空気がすんでいれば、伊豆大島までのぞめるそうです。
右手には、酒匂川。これから向かう箱根は、雲がかかっている山の奥ですね。
天気が良ければ、富士山ものぞむことができるそうです。
ちょうどロマンスカーが抜けていきました。
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- 散策時間: 約1時間
- 入園料: 無料
駐車場は土日祝日1回500円。
ふるさと鉄道、ミニSLと侮るなかれ、ガチの山岳鉄道でした!
鉄橋にトンネルに加え、スイッチバックがあって20分も乗るミニSLは多分、全国的にもここだけじゃないかと思います。オススメです!
乗車は大人400円。子供200円。約20分です。
2月中旬から12月2週までの土日祝日の運行。10時から15時35分まで。
ダイヤ改正があるかも知れませんが、写真の時刻表をご参考にどうぞ。
駐車場がすぐ下にあるので、夏場であれば、あらかじめ切符だけ購入し、車の中で待っているのも手です。
出発10分前には駅に来るように言われます。
あと、雨天時や雨上がりなどレールが濡れるコンディション時は、運行中止です。
あの列車でスイッチバックをやるのですから、そりゃすべりますね。
また、公園は展望スポットとしてもオススメ。絶景です!
春の河津桜と菜の花の時期も訪れてみたいですが、駐車場のキャパが70台程度の上、細い急勾配の道をあがっていくので、渋滞にハマると全く動けなくなりそうですね。
JR御殿場線・松田駅から頑張って徒歩かな?でも20分かかるみたいです。
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ふるさと鉄道(西平畑公園)
神奈川県足柄上郡松田町松田惣領2951
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