今日はどこ行こう?

日本国内の観光、食事、宿の一人クチコミサイト。 どうだった?を知りたい方へ。

豪華観光列車「36ぷらす3」① ゆったり広々な1号車個室と個性豊かな車内探検

 

JR九州の豪華観光列車「36ぷらす3」に乗車しています。

今回は、「緑の路」と呼ばれる土曜日コースで、宮崎空港から大分へ向かいます。

ここでは、利用した1号車個室や、その他の車内探検の様子をご紹介します。

3畳程度でゆったり広々!1両に4室しかない1号車個室。

 

 

引用: 車両の紹介 | JR九州 | 36ぷらす3

座席は、1号車の4名用個室の3Aを利用しました。上段左から二番目の個室です。

1号車は1両にわずか4室しかなく、4名用で3畳程度の広さのある、ゆったりとした個室になります。3名から予約が可能です。

ちなみに、この車両の中では、その隣の4Aという個室がもっとも人気です。

改造前はグリーン個室だった座席で、唯一ドアのついた完全個室になっている上、部屋の広さも更に広く仕上がっています。

 

 

1号車は畳敷きになっているため、靴は、手前の板間で脱ぎ、右のロッカーに収納します。椅子と靴べらもちゃんと用意されています。

 

 

3A座席の様子です。

真ん中に広めのダイニングテーブル、ソファと椅子が二つ並ぶ配置になっています。

 

 

ソファはこんな感じ。2~3人でかけられる大きさで、座面も深いです。

壁には葉のデザインがあしらわれ、グリーンのソファとともに、まるで大樹のもとに腰かけているような雰囲気でしょうか。

 

 

ダイニングテーブルも広く、4人がゆったり食事を広げられます。

座席でドリンクなどを頼むこともできるので、メニュー表も備え付けられています。

 

 

通路側は、内側は大川組子、外側はデザインの施されたガラスのパーテーションで個室が仕切られています。

人が通る気配は感じるものの、端の車両なので、アテンダントさんと奥の個室利用客くらいしか通りません。

 

 

入口は扉ではなく、カーテンやすだれを開閉するようになっており、半個室のような感じです。でも十分くつろぐことができます。

 

 

窓は二面あり、組子の障子窓で、日除けにすだれも組み込まれています。

 

 

障子窓は30㎝程度の幅しか開かないので、車窓はダイナミックにというより、おしゃれにのぞきながら楽しむ感じです。

 

個室は、景色の流れる、まるで和モダンな旅館の客室のよう印象です。

畳敷きなので靴を脱いでくつろげるという、非日常的な鉄道旅行が楽しめます。

個性豊かで座席もいろいろ。「36ぷらす3」の車内をちょっと探検。

せっかくなので、他の車両も覗いてみたいと思います。

列車は全車両グリーン車指定席の6両編成になっています。

  • 1号車:3~4名個室(4室)
  • 2号車:3~6名個室(3室)車椅子対応個室(1室)
  • 3号車:1~2名個室(6室)、ブッフェ
  • 4号車:マルチカー
  • 5~6号車:3列座席
2号車 3~6名個室、車椅子対応個室

 

2号車は、3~6名で利用できる個室3室と車椅子対応個室1室用意されています。

寄木のような市松模様の床デザインと障子窓がまた格好いいエントランスです。

 

 

最大6名まで利用できる個室はこんな感じ。

ダイニングテーブルが折りたたみで、両側に3名用ソファが入る座席です。

 

 

こちらは車椅子対応座席の個室になっています。

備え付けの車椅子も、車内移動に適したスリムなモデルの印象です。

3号車 1~2名個室、ブッフェ

3号車はブッフェと2名個室6室になります。

引用:車両の紹介 | JR九州 | 36ぷらす3

2名個室は満席だったので写真を撮ることが出来ず、公式サイトからお借りします。

787系の4名用のボックスシートが、2名個室に改装されているので、こちらもゆったりとしたつくりになっています。パーテーションが透明ガラスなのと、入口はカーテンでの仕切りになるので、通路の人の気配はちょっと気になるかも知れません。

 

 

そして、3号車を大きく占めるのがこのブッフェです。

全面が銅色でこれまた贅沢な印象をうける空間で、花のようなライトがアクセントに添えられています。

ドリンクや軽食、グッズの販売がされています。コーヒーサーバーもあります。

また「36ぷらす3」に乗ると、途中停車駅で記念スタンプを押せるパンフレットがもらえるのですが、降り損ねても、記念スタンプはここでまとめて押せます!

4号車 マルチカー

 

乗車中に自由にくつろいだり、体験などイベントをおこなったりする車両です。

床面の植物などをモチーフにしたさまざまな青のパターンと白の格子天井が印象的で、明るい雰囲気です。

テーブルやカウンター、ソファなど変則的な座席配置がされていて、距離も適度にとられているので、こちらでランチプランのお弁当を食べられている方の姿も見かけられました。

奥のディスプレイでは、沿線紹介などがながれていたりします。

5~6号車 3列グリーン座席

 

3列シートのグリーン座席になります。

 

 

あらかじめランチプランを利用すれば食事を楽しめる他、乗車だけ楽しむこともできるようになっています。

また、6号車は畳敷きになっていて、靴を脱いで利用することができます。

 

・・・・・・・・・・・・

 

今回、1号車個室を利用しましたが、3畳程度の広々とした個室でしかも畳敷き。

どこかの高級旅館の一室のようで、車内であることを忘れてしまいそうなほどの空間でした。障子窓を開ければ、景色がながれているのだから面白いですね。

まさに非日常な体験を楽しむことができます。

 

また、「36ぷらす3」は、各車両個性があるので一通り覗いてみるとまた面白いです。

各車両雰囲気が違っていて、どの車両の内装デザインもまた見事。

本当に素晴らしい列車です。

この列車の記事一覧

≫ 36ぷらす3②【食事】季節料理「かわの」の料理弁当

≫ 36ぷらす3③【旅程】「秘境駅」宗太郎駅など途中停車