前回の京都旅行で、瑞峯院の 「十字架の庭」 をみてから、
とても関心をもったのが、昭和期の作庭家・重森三玲。
調べてみたら、京都を中心に多くの庭を手がけていることを知りました。
そこで、今日は、特に多くの作品が残されている東福寺エリアを訪れました。
東福寺の塔頭のひとつである、霊雲院 (れいうんいん) を訪れました。
ここには、九山八海の庭と、臥雲の庭があります。
九山八海の庭は、荒廃していた江戸時代につくられた庭を、三玲が復元。
中心に配された遺愛石は、かつて肥後藩主から贈られたものだそう。
こちらは、臥雲の庭。
白と茶の砂、渦が連なるモダンな雰囲気の枯山水です。
中庭も見事でした。
奥にある茶室は、秀吉の北野大茶会当時のものを移築したものだそう。
こちらは外観のみの見学です。
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【滞在時間】 約20分
拝観料は300円。
重森三玲が手がけた庭はやはり見事です。
訪問客も少なく、ゆっくりと庭を眺めることができるのも良いです。
勤王僧月照向と西郷隆盛が密議を交わし、日露戦争では捕虜収容所になるなど、
歴史あるお寺でもあります。
見ごたえもあって、オススメです!
霊雲院
★★★★★