霊雲院をあとにして、次は東福寺へ。
洗玉澗(せんぎょくかん) という渓谷にかかる、趣のある臥竜橋を渡ります。
東福寺、初めて訪れたのですが、建物がとにかく巨大で圧倒されます。
室町期に建てられた三門は国宝になっています。
隅にあてがわれた柱は、秀吉が修繕の際つけたもので、「太閤柱」 というそう。
本堂は、昭和初期に再建されたものですが、これまた圧巻。
高さ25M、間口が41Mもあるそうです。天井には迫力ある龍が描かれています。
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方丈へあがってみました。
こちらでは、重森三玲の手がけた東西南北の庭を楽しむことができます。
方丈の東西南北に庭が配されていて、「八相の庭」 と言われています。
こちらは、蓬莱神仙思想を表現した、南庭です。
こちらは東庭。円柱の石で北斗七星が表現されています。
石は、東司 (トイレ) の柱石の余石をつかっているのだそうです。
こちらは北庭。
苔と正方形の石が組み合わされた市松模様が面白いです。
三玲の手にかかると、石や苔でこんなアートな庭になるんですね。
これらの庭は昭和14年につくられ、現代でも全く飽きのこないデザインです。
感性の高さに驚かされてしまいます。
通天台からは、通天橋と渓谷を一望できます。
まわりの樹はすべてカエデで、紅葉の時期はきっと絶景でしょうね。
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【滞在時間】 約1時間
拝観料は方丈・八相庭園で400円。
通天橋・開山堂で400円、それぞれかかります。
今回は方丈・八相庭園のみ入りました。
庭園と通天台から景色を楽しめるので、オススメです!
紅葉の時期なら、通天橋を渡ってみても良さそうです。
境内には、三門など見事な巨大建築の伽藍が並び、
重森三玲の手がけた東西南北の八相庭園も見ごたえがあります。
オススメです!
東福寺
★★★★★