洞爺湖周辺の観光で立ち寄りました。
金比羅火口災害遺構です。
有珠山の2000年噴火による災害遺構で、
泥流で流された木の実橋や、町営温泉浴場、団地が残っています。
真ん中の建物が町営温泉浴場 「やすらぎの家」、そして団地群、
そのそばを熱泥流が駆け抜けていったのですね。
遺構には散策路が整備されており、噴火の脅威を体感できます。
何か道路らしきものがあると思ったら、
これが泥流で流されてきた木の実橋でした。
こんな大きなものが流されてくるんですね・・・。
泥流にのみこまれた団地跡、一階が埋まってしまっています。
流された橋がぶつかった跡も残っていました。
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【所要時間】 30分程度
無料です。
ビジターセンターの裏手にあり、駐車場も整備されています。
有珠山の2000年噴火は、これだけの経済被害が発生しながら、
有珠山火山観測所の岡田教授が、事前予測をおこない、
住民も避難行動をとったことで、死者はゼロだったそうです。
教授の分析力、住民の信頼、素晴らしい実例だと思います!
最近の御嶽山、口永良部島の噴火、
そして箱根山の活発化と、身近になってきた火山活動。
有珠山周辺には、このような遺構が多く残されているので、
洞爺湖観光の際は、立ち寄ってみては。
今回、時間がなくて訪れませんでしたが、
西山山麓火口散策路の遺構もあわせて訪れたいところ。
▼ あわせて訪れたい有珠山噴火の災害遺構
金比羅火口災害遺構
★★★★☆