新潟県上越市、直江津駅に隣接する、直江津D51レールパークを訪れました。
明治19年、関山~直江津間に新しく鉄道が敷設され、新潟県の鉄道発祥の地として、歴史のある直江津駅。
隣接する直江津運転センターには、当時からのSL転車台と扇形庫が残っています。直江津D51レールパークは、これらの施設を活用し、動くD51蒸気機関車をはじめ、413系急行色電車や除雪車などを近くで楽しめるスポットです。
14時過ぎに訪れたのですが、残念ながら、D51の乗車体験は終わってしまっていて、車体はすでに車庫に入ってしまっていました。
今回車体もお尻だけしか拝めませんでした・・・。
SL乗車体験は、10:05、11:20、13:25の1日3回の運行です。
大人子供1回300円で、こちらの2両つないだ車掌車に乗って、体験できるようです。
SL乗車はできませんでしたが、面白いのが、ヤードの一角にあるので、普段走っている列車を真近で、しかも職員目線で見ることができます。これはかなり新鮮。
昔の新潟色を再現した、ラッピング車両もとまっていました。
運転士さんが車体まわりをチェックしたり、乗り込む様子も見ることができます。
ぐるっと転車台のまわりをめぐって、扇形庫へ行ってみます。
車庫脇には、雪国・新潟らしく、新旧の除雪車が並んでいました。
真ん中にDE15ディーゼル機関車と前後の除雪ラッセル車、これも珍しいです。
車庫脇にはもう1車両。413系急行色電車も先頭車が展示されています。
えちごトキめき鉄道では、今となっては貴重になったこのような車両が、「国鉄型観光急行」として、実際に運行しています。
車内はこんな感じでノスタルジーな雰囲気で、休憩場所として利用できます。
中づり広告も、国鉄時代当時のものが再現され、吊り下げられていました。
運転席にすわって記念写真もとることができます。
こちらが扇形庫。扇状に開いた形になっている車庫で、昭和19年のものだとか。
以前は、中に気軽に入れたようですが、今年1月の能登半島地震の影響から、安全に配慮して、当面は有料の限定ツアーでのみ中に入れるようになっています。
外からでも、そのつくりのすごさを十分体験することはできます。
骨組みがもはやアート。古いレールも活用されて組まれているようです。
そして、中に保存されているのが、このオヤ31建築限界測定用試験車。
現在は、日本に二両しかない、貴重な車両です。
列車が接触なく通過できるか測定するための車両で、矢羽根の立つ姿が、花魁のかんざしに似ていることから、「おいらん車」とも呼ばれているそうです。
- 滞在時間: 約40分
以前は定期的にオープンしていたようですが、2024年は、地震の影響もあって扇形庫内への立ち入りを制限するなど、日を限定しての公開になっています。
今回、5月3日、4日の2日の公開で、入園料は、大人300円、子供無料でした。
パーク自体は、扇形庫と転車台、D51蒸気機関車、413系急行型客車、そしてオヤ31と、ブラブラ見学する程度なら、30分もあれば十分ですが、貴重な車両を展示している上、車両基地が真近で見られるという点、また別料金でSL乗車体験や、扇形庫内のツアーもあり、鉄道好きや子鉄には充実した時間の過ごせるスポットかと思います。
オススメです!
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直江津D51レールパーク
★★★★★
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