秋10月の三連休。今回は、岐阜県までやってきました。
毎度のことながらの鉄印活動です。
今日は、明知鉄道に乗ってみたいと思います。
明知鉄道は、岐阜県恵那市の恵那駅と明智駅をむすぶ25.1㎞の路線。
昭和9年に開業した、国鉄の明知線を引き継いだ第三セクターです。
- 恵那駅できっぷを受け取ってから、車で明智駅まで移動。
- 恵那まで戻ってきて、いよいよ「きのこ列車」出発!
- 変わり種のきのこいろいろ美味しい料理弁当!土瓶蒸しに要注意。
- 帰りに途中下車を楽しむなら、見ごたえたっぷりな岩村駅がオススメ!
恵那駅できっぷを受け取ってから、車で明智駅まで移動。
今回は、予定をスムーズにするために、一工夫です。
きのこ列車は、恵那駅から明智駅まで一方向の乗車になるため、行きか帰りに明智駅から恵那駅に戻る必要があります。
そこで、先に明智駅まで車で行ってしまって、先に恵那駅まで乗車してしまおうという作戦です。
恵那駅の窓口できっぷを受け取り、あらかじめ「きのこ列車」の座席を確認。
まず、恵那駅前に送迎用の一時停車スペースがあるので、そちらに車をとめて、明知鉄道の恵那駅で、切符の受取だけ済ませてしまいます。
恵那駅の窓口で、きのこ列車を予約している名前を告げると、簡単に利用方法の説明とともに1日フリーきっぷをいただくことができます。
その際、すでにきのこ列車の座席表が張り出されているので、自分の座席を確認しておきます。今日は三連休ということもあって、4両編成のようです。
1両は一般車両、3両が食堂車「きのこ列車」になっています。
1両あたり27名定員なので、81人ものお客さんが乗車するということになります。
大人気ですね~。
明智駅まで車で移動。「大正村」駐車場に車をとめる。
途中、農村景観日本一展望所 に立ち寄りながら、明智駅まで来ました。
恵那駅からは車で約30分程度。
あらかじめ明知鉄道さんに確認しておいたところ、明智駅の駐車場は、近くの大正村を利用して良いとのことだったので、車は大正村にとめます。
駅までは徒歩1~2分の距離ですぐ。
明智駅から乗車します。
乗車するのは、11時27分明智発恵那行きの急行「大正ロマン号」です。
恵那駅12時14分着で約47分で走ります。
急行列車の名前ですが、乗車券のみで利用できます。
実は、後ろ3両が食堂車ですでに連結済み。この列車が恵那駅でそのまま折り返して「きのこ列車」になります。
なので、この列車にさえ乗れば、「きのこ列車」に乗り遅れる心配はありません。
4両編成ですが、乗車できるのは、先頭車両の1両のみです。
食堂車3両との扉は閉まっていて、車内では準備がすすめられていました。
座席はオールロングシートです。
一方、内装は工夫されていて、こんな感じで全体は和柄になっています。
ライトに、モミジの葉があしらわれているのもオシャレです。
シートにも、沿線各駅のイラストがあしらわれているのも面白いです。
外装もインパクトあるラッピングが施されています。今回乗車した車両。
恵那はラリージャパン2024のコース会場になっているので、迫力あるラリーカーの写真が全体にあしらわれていました。カッコイイです!
明智駅では、私達を含めて10人ほど乗車して出発。
途中、岩村駅で観光客がまとまって乗車しましたが、座席は埋まりきらないまま、終点の恵那まで来ました。
恵那まで戻ってきて、いよいよ「きのこ列車」出発!
恵那まで戻ってきました。今度は、指定されている食堂車に乗り換えます。
引き続き、この列車は折り返しの明智行きの急行「大正ロマン号」になり、1両は一般車両で、3両が食堂車「きのこ列車」になります。
恵那発12時25分発明智駅13時19分着。急行なのに、今度は約54分かかります。
食事をゆっくり楽しむための工夫で、普通列車より遅いのだとか。
座席はこんな感じ。ロングシートに長机がセットされただけで、いたってシンプル。
中の通路を使って、お茶などの給仕がおこなわれるので、一度座席についてしまうと座りっぱなしの状態です。トイレはありませんので、あらかじめ済ませてから乗車を。
1テーブルあたり3名で9テーブルあり、1両あたり27名乗車になります。
こんな感じで対面で座る形にはなりますが、間に通路があって距離もちょうどよくあるので、全く気になりませんでした。大人気です!
変わり種のきのこいろいろ美味しい料理弁当!土瓶蒸しに要注意。
お弁当はいくつか種類があって、日によって提供するお店が違うらしいです。
今日は「山岡駅かんてんかん」のお弁当でした。
中身はこんな感じです。なかなかのボリューム!
まずきのこ小鉢三種。
青い皿が、舞茸のうま煮。ピンク皿が、あみたけ柚子大根のせ。
そして、黒っぽい肉厚なのも、ろうじ茸というきのこで醤油で和えてあります。
こちらは鮎の甘露煮。
添えられていたのは、なんとイナゴの甘露煮!久しぶりに見ました。
卵焼きも一工夫で、かんてんかんらしく、寒天が入っています。
天ぷらは、細寒天の結びあげ、その他、恵那鶏や舞茸、カニかまぼこ、ピーマンといった野菜で、一品一品ボリュームがあります。
お漬物も美味しかったです。左はずいきの時雨煮。
甘味は寒天の羊羹とメロン。
こちらは、きのこの入った茶碗蒸し。
細寒天と卵、カニカマのゴマ酢和え。秋子さん (^^) の煮豆。
さらに、土瓶蒸しまでつきます!松茸とえび真丈が入っています。
ただ、この土瓶蒸し、美味しいのですが、ちょっと注意が必要です。
列車がゆれるので、かなりこぼしそうになります・・・。
楽しい思い出ですね。
この他、写真を撮り忘れてしまいましたが、きのこご飯がおかわりできます!
ちなみに子供用のお弁当は、鮎の甘露煮がハンバーグに変更になっていましたが、あとの内容は同じでした。きのこご飯を喜んでおかわりしていました!
飲み物は、お茶のみ給仕していただけますが、お酒など持ち込みは自由です。
実際、ビールなどを持ち込んでいる方もいました。
トートバッグのお土産付きです!次回のじねんじょ列車のチラシも入ってました。
とろろご飯おかわり自由らしいです。こっちも楽しそうです。
車内では、明知鉄道のスタッフさんが料理紹介や沿線の案内もしながらで、最後はお土産の販売もあります。充実した55分の乗車時間でした。
最後に、明智駅で鉄印(300円)を入手。
種類がいろいろあって迷いましたが、ちょうど開業90周年限定ものの鉄印がカッコよかったので、こちらを選びました。
帰りに途中下車を楽しむなら、見ごたえたっぷりな岩村駅がオススメ!
今回、私は先に車を明智に置いてから往復しました。
セオリーに、恵那から行きはきのこ列車、帰りは途中下車を楽しむ場合は、欲張らず、明智の大正村散策か岩村の城下町散策のどちらかにしぼるのがオススメです。
駅近でたっぷり散策するなら、岩村城下町の散策が特にオススメです。
食べ歩きやお店、昔の建物をのぞいたりとなかなか見ごたえがあり、プチ高山のような印象でした。
また、日本三大山城にも数えられる、岩村城跡も必見なのですが、駅からは登城口まで徒歩30分。本丸まではさらに30分かかるようなので、私は結局車で行きました。
ただ、健脚な方でたっぷり3時間確保できるなら、岩村城下町を抜けて岩村城跡を往復するコースは、無駄がなく充実した内容でオススメです。
▼ 石垣見事な六段壁は必見!見ごたえたっぷりな岩村城跡
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明知鉄道のきのこ列車、オススメです!
いろんなきのこ料理、郷土料理も楽しめて、ボリュームもあり充実した料理内容の食事で、あっという間の1時間でした。
料金は大人6000円小人3800円でした。
内容は、食事のほかに、お土産にトートバッグ、明知鉄道の1日フリーきっぷが含まれたお値段なので、良心的な設定かと思います。
きのこ列車の連結は、9~11月の月曜日以外の毎日で予約制。テレビでも度々紹介されているようで、今年はもう11月いっぱいまで満席とのことでした。人気ですね!
私は9月にネットで予約しましたが、その時は、週末も結構空いていました。
明知鉄道では、きのこ列車の他にも、寒天やじねんじょ、お酒を楽しめる列車など、いろんな料理列車を季節限定で運行しています。
他の料理列車もまた、利用してみたいです!
旅のスケジューリングは、車利用であれば、恵那駅で切符を受け取り、明智駅(大正村)まで車で行って先に恵那まで乗ってしまうと、あとがスムーズに動けるので、これも一つの方法です。
今回乗車した列車
明智(11:27)~恵那(12:14)(約48分)
恵那(12:25)~明智(13:19)(約54分)
▼ きのこ列車などの予約や詳細は公式サイトで確認を。
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