もみじ回廊の上のほうにある、久保田一竹美術館を訪れました。
なんだかRPGにでも出てきそうな門が印象的。
インドの古城にあったものを数種類、組み合わせたものだそう。
門をくぐると、見事な庭園が姿をあらわします。
久保田一竹氏は、室町時代に確立された 「辻が花染め」 の技法を、独自の研究により、「一竹辻が花」 として、復活させました。
展示内容は、一竹辻が花の着物がメインですが、その柄は、まるで絵画です!
近くからみても遠くからみても、楽しむことができます。
中でも 「光響」 という連作は、一部の30枚が展示されていますが、まるで絵巻のよう。
秋から冬への移ろいが、柄で見事に描写されています。
富士山をイメージして、ひばの大黒柱を16本もつかった本館は、途中、資金不足で中断しながらも、完成させたとか。
あわせて素晴らしいのが、館まわりのつくりこまれた庭園。
今の時期、紅葉もとても見事です。
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【所要時間】 約1時間半
入館料は1300円。JAF提示で100円引き。
近くの河口湖もみじ回廊へは何度も訪れていながら、初めて訪れた、久保田一竹美術館。
入館料はややお高いものの、中の 「一竹辻が花」 の作品群、大黒柱が見事な本館建築、そして、手が行き届き、紅葉の美しい庭園。
美の詰まったスポットでした。オススメです!
2009年のミシュランで、三ツ星を獲得しているそう。
なるほど、納得です。
河口湖もみじ回廊 をあがっていった場所にあるので、紅葉の時期は、是非、あわせてどうぞ。
久保田一竹美術館
★★★★★