一泊二日の九州旅行、今回は九州の鉄道をたっぷり楽しむプランにしました。
二日目は、由布院駅から大分駅まで、子供を特急「ゆふいんの森」号に乗せたいと思います。
大分駅前のオリックスレンタカーで車を借りて、1時間弱で由布院駅に来ました。
今日は一日雨なので、由布院散策せず、待ち時間は、駅前でお土産の買い物と子供に列車をたっぷりみせようと思います。
雨の日でも列車待ちに心地よいツーリストインフォメーションセンター
由布院駅の隣に、由布市ツーリストインフォメーションセンターがあります。
パンフレットなど観光情報はもちろん、駅前~宿泊施設への荷物配送サービスや、手荷物の一時預かり、そして列車の待合室がわりに利用することもできる、大きな屋内施設です。
設計は建築家・坂茂氏によるもの。近年メディアでよく登場する建物であれば、兵庫県淡路島の「禅坊靖寧」が有名です。
なめらかな曲線を描く柱や梁と屋根、木の天井が優しい印象で、大きなガラス窓が明るく開放的な建物です。
二階までのびる大きなガラス窓からは、由布院駅のホームを一望できます。
ちょうど11時半、博多から来た「ゆふいんの森」が入ってきました。
人気列車ですね。雨でも多くの観光客が先頭車両で記念写真をとる姿が見られました。
入場券で由布院駅に入ってしばしの「ゆふいんの森」鑑賞
12時31分発の「ゆふいんの森3号」に乗車予定ですが、子供がインフォメーションセンターで待ちきれなくなってきたので、ホームに入ることにします。
入場券は大人170円小人80円です。
由布院駅もまた、とてもモダンな印象の駅舎です。
こちらは、建築界のノーベル賞とも言えるプリツカー賞を受賞した、建築家・磯崎新氏による設計です。イタリアの礼拝堂をイメージしているそうで、1990年竣工。
もう30年以上経つのに、全く古さを感じさせない、洗練されたデザインです。
そしてホームには、JR九州の車両や建物を多く手掛けるデザイナー・水戸岡鋭治氏の代表作とも言える「ゆふいんの森」が停車中です。
「ゆふいんの森」には、1世と3世の2種類があります。写真のものは1999年から運行する3世というタイプ。5両編成で、主に博多と由布院の往復で使われています。
こちらの方が新しい車両なので、シートデザインなどがスタイリッシュに仕上がっています。
一方こちらは、今回子供が乗車した1世の車両です。4両編成で博多から由布院を経由し、別府まで抜けるルートで使用されています。1989年生まれで内装もシックなデザインですが、3世に比べて大窓になっている上、先頭車両の展望席もワイドで見通しが良いのがポイントです。
「ゆふいんの森」の展望席を狙うなら由布院~別府間が狙い目。
「ゆふいんの森」は、全席指定席の列車になります。
本当に人気列車で、私は乗車1ヶ月前の発売開始とともにネットで予約しましたが、今回連休ということもあってか、博多~由布院は発売開始と同時に、恐ろしいほどみるみる座席が埋まっていきました。展望席は強運の持ち主でないとまず無理。
一方、狙い目だったのが、由布院~別府間です。
今回、由布院~大分までの区間を予約したのですが、多くの乗客が由布院で下車するのと、由布院12時31分発という半端な時間ということもあり、下車してあいた先頭車両の展望席を運よくとることができました!
この区間は、座席選びにも余裕が出るので、乗車を目的にするならオススメです。
シートマップで選べる公式サイトでどうぞ。
1番線ホームには「ゆふいんの森」号をみながら楽しめる足湯も。
由布院駅のおすすめポイントとして、1番線ホームに足湯が設けられています。
テーブルも設けられしっかりとした足湯です。
ただ有料で、駅窓口で足湯券(200円・タオル付)を購入して利用します。
1番線は「ゆふいんの森」の停車ホームなので姿を見ながら、足湯を楽しめます。
今回は利用しませんでしたが、駅の端にある上、有料なので、知る人しか利用しませんので、それほど混雑することなく利用できるのでオススメです。
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車で訪れましたが、短時間の利用だったので、駅駐車場を利用しました。
土日祝日利用の場合、30分200円。24時間最大1000円です。20分は無料です。
由布院駅は何度か訪れていますが、時代で色あせることないモダンな駅舎で見事。
坂茂氏デザインのインフォメーションセンターも加わり、駅には水戸岡デザインの特急ゆふいんの森が停車し、上質なデザインを楽しむことができます。
足湯は有料ですが、知る人ぞ知るスポットでもあるので、空いていてオススメです。
その他、駅前の土産物店「日乃新」 は品揃えが豊富で、列車の待ち時間にオススメです。
12時31分、子供と妻を「ゆふいんの森3号」に乗せて見送った後、私だけ回収する大分駅まで車で向かいます (>_<)
由布院駅
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