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【旧高畠駅舎】 地元の高畠石で建てられたヨーロピアンな駅舎と活躍車両を保存

 

ホテルフォルクローロ高畠 をチェックアウトし、朝は高畠町観光です。

鉄道好きの子連れ旅。電車があるらしい!ということで、旧高畠駅舎というところを訪れてみました。

 

 

高畠駅舎は、1922年から1974年まで運行していた、山形交通高畠線の旧駅舎です。

路線は、糠ノ目駅(現在の高畠駅)から二井宿駅までの10.6㎞を結んでいたのだとか。

線路跡は、まほろば緑道というサイクリングロードとして残っています。

 

 

まるで古城のようなヨーロピアンなデザインが印象的な駅舎です。

1934(昭和9)年築でもう90年経つ建物ですが、重厚感のある意匠です。

設計は初代駅長の長島多吉によるもの。

 

 

興味深いのが、この重厚でデザイン性の高い石材が、地元でとれた高畠石を使用しているというところ。

栃木の大谷石 と同様に、火山灰が堆積した凝固岩で、無数の気泡があるのが特徴です。

また、意匠や上品な黄金色が素材の色として出ているのが、とても魅力的です。

 

 

裏に回ると、ホームの遺構も残っています。

 

 

そして一角には、山形交通で使われていた車両が3両保存されています。

やはり屋根付きだと、コンディションがいいですね。

 

 

こちらは、モハ1型という電車。

山形交通オリジナルの車両らしく、田園風景に映えそうな1両電車です。

 

 

また面白い形をした、凸型のED1電気機関車

私鉄ローカル線に似合う、マスコット的な機関車ですね。

 

 

当時は実際に、電気機関車と貨物、後ろに電車という貨客編成での運行もあったようです。貴重な車両を見ることができ、往時をしのぶことができます。

高畠駅舎とともに、末永く保存していただきたいと思います。

 

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  • 滞在時間: 約15分

 

ヨーロピアンなデザインで、地元の高畠石をつかった駅舎は見事でした。

重厚感があり見栄えのする外観から、映画のロケに使われたこともあるのだそうです。

また、当時の貴重な車両も保存されており、ちょっと立ち寄るのにオススメのスポットです!

残念ながら内部公開はしておらず、外観のみの見学になります。

建物の高畠石を採掘した、瓜割石庭公園 とセットで訪れたいところです。

 

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高畠駅

山形県東置賜郡高畠町高畠1568

★★★★☆

 

 

▼ 高畠石の採掘場跡「瓜割石庭公園」と一緒にどうぞ!