北陸旅行二日目。
今日は、富山から あいの風とやま鉄道 で金沢を訪れています。
金沢の定番観光スポットの兼六園を散策したいと思います。
兼六園は、加賀藩主である前田家の大名庭園で、水戸の偕楽園、岡山の後楽園とあわせて、日本三名園のひとつになっています。
江戸時代、歴代の藩主が手を加えて、受け継がれてきたものなのだとか。
宏大、幽邃、人力、蒼古、水泉、眺望という6つの景勝を兼ね備えているという意味から「兼六園」と名付けられたのだそうです。
広さは、約11.4ヘクタールあり、およそ東京ドーム2.4個分となかなか広いです。
散策コースが設定されていて、バリアフリーで見どころをおさえた「六勝コース」で約40分、庭園の隅々までまわる「堪能コース」で、約90分が散策目安になります。
園内でも目をひくのが、まず中心にあるこの霞が池。
水面に浮かんでいるような内橋亭、蓬莱島といった見どころが、池の周辺にまとまっています。
兼六園の定番スポット・徽軫灯籠(ことじとうろう)もこの池の北側にあります。小さな橋がかかっていて、その上での記念写真が定番です。多くの観光客が並んでいるのですぐわかります。
霞が池、灯篭を背にすると、六勝の「眺望」にあたる、見晴台があります。
金沢市街、右手には白山山系の山々を見渡すことができます。
霞が池沿いをすすんでいきます。松の木の枝ぶりが見事。
雁行橋。まるで雁が夕空を飛んで行く姿をあらわした橋なのだそう。
11枚の赤戸室石を使っています。
七福神山なんていうものもありました。
これは、12代藩主・斉広が造営した竹沢御殿の庭園の一部なのだそうです。
まわりの自然石を、七福神に見立てています。
園内は、緑も豊かで、160種8200本もの樹木が植えられています。
中でも目を引いた樹木が、この根上松。
まるで盆栽のような、見事な仕上がりで、高さ約16mの黒松。
根の高さだけで2mもあり、大小40もの根が張り出しているそうです。
見ごたえのある、立派な樹でした。
根上松の先には、成巽閣(せいそんかく)という建物があります。
成巽閣は、1863(文久3)年に前田家13代齋泰が母の眞龍院のために建てた奥方御殿です。
本当は、金沢城や周辺の散策もしたかったのですが、もう暑くて限界!
子供も機嫌が悪くなってきたので、今回はもう撤収です・・・(*_*)
この後、路線バスでサッサと金沢駅まで戻りました。
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- 散策時間: 約1時間30分
- 入園料: 無料
兼六園、さすが加賀百万石・前田家の大名庭園です。何度訪れてもいいですね。
霞が池を中心にした景観、松の木々の枝ぶり、築山や小川、高台からの眺望など変化に富んだ散策を楽しむことができます。手入れも行き届いています。
また、緑も豊かで木陰が比較的あるので、今日のような日差しの照り付ける夏場でもまあまあ散策はできます。でも、9時前に行ったのに暑かった!
あわせて有料にはなりますが、華やかな色彩で花鳥が描かれ、贅沢な意匠の奥方御殿・成巽閣の見学もオススメです。
今回は、金沢駅から路線バスで行きました。210円。
駅から兼六園までは、約2キロあり、徒歩だと30分程度かかります。
行きは朝8時過ぎに乗車したので空いていましたが、戻ってきた10時過ぎの金沢駅前のバス乗り場は長蛇の列!金沢は人気観光地だけあって、やはり混雑しますね。
観光も食事もそうですが、とにかく前倒しなどズラシの行動をオススメします。
バスは、安くまわるのなら、金沢まちバス や 金沢ふらっとバス が1回100円で乗れます。混雑具合をみながら、通常の路線バスと組わせて動くのがオススメ。
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兼六園
石川県金沢市兼六町1
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