あいにく雨がちらつく北海道旅行です。
天気が悪くても楽しめる場所をと思い、陸別町へやってきました。
町の中心にある、道の駅オーロラタウンりくべつ。
陸別町は1月の最低平均気温が-19.7℃、平均でも‐11℃程度と「日本で一番寒い町」をうたっている他、冬にはなんとオーロラが見えることもあるのだとか。
日本国内でも知らない環境があるものです。
廃線になったローカル線が乗車と運転体験できる施設として復活。
今回の目的はコレです。つい電車と言ってしまいますが、ディーゼル車ですね。
道の駅が、ふるさと銀河線りくべつ鉄道の陸別駅になっています。
ふるさと銀河線は、かつて北見~池田を結んでいた第三セクター路線。
2006年に廃止になってしまったのですが、これを2008年、陸別町商工会が主体となって、陸別駅構内を鉄道保存展示施設として復活させました。
何がすごいって、ここは本物の鉄道がアトラクション。
当時使われていたディーゼル車6両が、現役で動いているそうです。
乗車のほか、なんと運転体験もできるんです!
左は乗車体験の車両、右は運転体験の車両で、運転しているのは多分小学生?
駅構内では、すれ違いに加え、なんと並走シーンまで楽しめます。
鉄道旅気分を気軽に楽しめる約10分の乗車体験。
今回は、乗車体験にしました。大人300円、小学生200円です。
松本零士アニメ「銀河鉄道999」の鉄郎とメーテルを描いたデザインの車両になっています。
車内には、松本零士氏のサインも。
車内は、ボックスシートがメイン。天井の扇風機がまた懐かしい雰囲気です。
ちなみに今回の乗客は、私達家族だけで貸切状態。
乗車時間は約10分。約500mある駅構内を、たっぷり二往復してくれます。
ディーゼル音、車体が横に揺れる感じがよく、乗りごたえもあって大満足でした!
本数は30分に一本。結構多いです。お昼はお休み。
小学生以上なら運転もできる!あらかじめ予約がオススメ。
今回利用しませんでしたが、人気だったのが運転体験です。
なんと2000円で、乗車体験と同様に500mの駅構内を二往復運転できます!
予約優先で、空きがあれば当日も可能のようですが、こちらはお客さんが途切れなく続いていた印象だったので、予約して行った方が良さそうです。
歴史ある鉄道施設、天気が良ければ足こぎトロッコ体験もあり。
その他、駅構内には昭和28年に建設された跨線橋や、戦前につくられた機関庫や転車台も残っており、国鉄時代も要衝の駅だったことをうかがえます。
これらの施設を取り囲むように、1周400mの足こぎトロッコのコースも用意されているのですが、午前中が雨だったため、今日は中止になっていました。残念!
こちらも大人300円、小学生200円で楽しめます。
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- 滞在時間: 約1時間
- 入場料: 無料
鉄道好きにはたまらない、本物がたっぷりと堪能できる鉄道保存展示施設です。
営業期間は4月下旬~10月いっぱいです。
陸別町、ちょっと遠かったのですが、足を運んで良かったです!
帯広空港からは車で約2時間、女満別空港からなら約1時間です。
乗車体験300円のほか、2000円で運転体験ができるのは、とてもすごいことだと思います。
しかも500mの駅構内を二往復ですから、2㎞もの走行が楽しめますね。
小学生から運転できるので、お子様に貴重な体験をさせるのにもオススメです。
このほか、運転日が限られますが、旧分線駅まで5.7㎞の区間を乗車と運転体験ができるようにもなりました。運転体験は約80分!日本最長のコースだそうです。
なかなか来れませんが、今度は運転体験してみたいです。
廃線になった鉄道を、見事に町おこしに使っているモデルケースだと思います。
頑張って欲しいので、陸別町へのふるさと納税 することにしました!
またの機会、是非訪れたいと思います。
ふるさと銀河りくべつ鉄道
道の駅オーロラタウン93りくべつ 内
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