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【萬葉植物園】GWは藤が見頃!万葉集ゆかりの植物を集めた春日大社の神苑

春日大社参拝のあとは、萬葉植物園を訪れました。

 

春日大社の隣、参道の途中にある植物園で、春日大社神苑になります。

昭和7年に約300種類の万葉集の歌に登場する「萬葉植物」を集めた植物園として開園し、現在では約3ヘクタールの広さがあります。

 

 

中に入るとまず広がるのが「五穀の里」です。

人間の食物にちなんだ五穀(米・麦・粟・黍・稗)の植わっているエリアで、里山感のある景色が広がります。

 

 

きれいな白い花が咲いていました。株元をよくみるとなんと大根でした!

 

 

日陰ではシランの花も見頃を迎えていました。

 

 

中心の池には、浮舞台があり、そばには「臥龍のイチイガシ」と呼ばれる老巨樹が植わっています。

 

 

「萬葉園」では、万葉歌に登場する実際の植物が、歌とともに展示されています。

昭和7年の開園から続く区画だそうで、万葉集に登場する約8割もの植物が標本陳列されているのだそう。

 

 

また、円窓亭という、まるい障子窓がユニークな建物も目を引きます。

鎌倉後期に春日大社の経蔵として当初建てられたそうですが、明治期の神仏分離令の際、萬葉植物園の東屋として、このような丸窓に改装されたそうです。

国の重要文化財に指定されています。

 

 

そしてゴールデンウィークに、是非訪れたいのが「藤の園」です。

早生から晩生の藤が約20品種200本、例年4月下旬から5月上旬の約2週間、見頃を迎ます。

 

 

 

今年は、春日大社の藤棚はすでに散ってしまっているほど、開花が前進傾向でこちらでも終盤を迎えていましたが、まだ十分楽しめました。

 

 

白野田藤という、遅咲きの品種がメインになっています。

 

 

水辺の藤棚に咲く白い花がまた涼しげでした。

 

 

藤の花が終わると、これからはカキツバタが見頃を迎えてきます。

 

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  • 散策時間: 約40~50分
  • 入園料: 500円

 

今年は、春日大社の藤の花がもう終わっており、残念だったのですが、こちらで、終盤ではあるものの藤の花を堪能することができました!

例年であれば、4月下旬から5月上旬の約2週間が見頃とのことで、5月GWも花期。

数も20品種200本と、ボリュームある数植わっているので立ち寄りたいところです。

その他、椿園もあり(現在工事中)、こちらは12~2月に楽しめるようでした。

ただ、これらの花期以外は、万葉集の和歌に詠まれている植物展示なので、ちょっと地味かも?

萬葉植物園

奈良県奈良市春日野160

★★★★☆