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【旧太子駅】 鉄鉱石を運び出したホッパー棟遺構がノスタルジックな駅跡

群馬の鉄道スポットを探していたら、山奥に太子(おおし)駅という駅跡を発見。

廃墟な雰囲気の遺構が話題にもなっているようで、貨車の展示もある様子。

線路と車両は子供の大好物ということもあり、立ち寄ってみることにしました。

 

 

太子駅跡は、山あいの国道292号線沿い、六合ヘリポート近くにあります。

知らなければ、多分通り過ぎてしまうし、訪れることもない場所です。

駐車場にとめると、崖下にコンクリートの柱とむき出しの鉄筋が。

何か建造物があるようです。

 

 

階段を降りて崖下へ行くと、復元された太子駅の駅舎があります。

入館料を支払って、駅構内へ入ってみます。

 

 

太子駅は戦時中の昭和20年、日本鋼管(今のJFE)群馬鉄山の鉄鉱石を運び出す専用線「太子線」として開業しました。

群馬鉄山は当時、岩手県の釜石鉱山に次ぎ、国内第二位の鉄鉱石を産出する鉱山として発展したようです。

 

引用: 【7月17日】登録有形文化財(建造物)の登録(文化財保護課) - 報道提供資料 - 群馬県ホームページ(文化財保護課)

 

戦後には旅客営業も始まりましたが、昭和41年に群馬鉄山は閉山、昭和46年に廃線、30年足らずの幻の路線となりました。

 

 

こちらが駅構内。砂利敷きのホームがなんともレトロな雰囲気です。

 

 

今のJR吾妻線長野原草津口駅まで通じていたことが伝わる駅名標

 

 

線路上には貨物車両が展示されていました。

 

 

駅の特徴を伝えるのが、なんといってもこのホッパー棟です。

貨車に鉄鉱石を積み込むための建物です。長さは約96m。

3階建ての建物だったそうで、現在1階の基礎部分のみが残っています。

 

 

現在は鉄筋がむき出しになり、コンクリートもはがれるなど老朽化がすすんでいるため、下に入ることはできません。

 

 

長く続く、錆びた鉄筋と朽ちたコンクリート柱、草むしたレールがなんともノスタルジックです。この景色が近年、インスタグラムでも注目を浴びているようです。

 

 

ホッパー棟は現在、群馬鉄山の歴史を今に伝える貴重な遺構となっており、国の登録有形文化財となっています。

 

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  • 散策時間: 20~30分程度
  • 入館料: 200円(中学生以下無料)

 

客車の展示はありませんが、ノスタルジックで貴重なホッパー棟、線路と貨車で鉄道好きなら楽しめるスポットかと思います。

興味のない人ならこれだけ?という感じになってしまうかも知れませんが、かつて群馬に日本産業を支える鉄山が確かに存在したことを伝える遺構としてはかなり貴重。

同じく六合地区、草津温泉の奥に、チャツボミゴケ公園 という場所があるのですが、ここがかつての群馬鉄山になるのだそう。もっと山奥ですがこちらもオススメです!

草津温泉へ向かう途中にでも、鉄道好きならチョイ寄りにどうぞ。

 

旧太子駅(おおしえき)

群馬県吾妻郡中之条町太子251-4

★★★★☆

 

 

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