無鄰菴 (むりんあん) を訪れました。
無鄰菴は、明治大正の元老・山県有朋の別荘です。
1896 (明治29) 年に完成しました。
南禅寺に程近い、琵琶湖疏水沿いにあり、
二階建ての母屋を中心のほか、洋館と茶室があります。
山県有朋がこだわってつくらせたというのが、この庭園です。
当時、先進的だった作庭家・小川治兵衛がたずさわりました。
東山を借景に、琵琶湖疏水からひいた小川が、ゆったりと流れます。
芝生をメインづかいしているところが、現代に通じるものを感じます。
無鄰菴は、要人との会見にも利用されました。
洋館2階には、日露戦争開戦前の 「無鄰菴会議」 が行われた、
部屋が残されています。伊藤博文もこの部屋にきたのだそう。
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【所要時間】 約30分
【入場料】 410円
みどころは疎水から水をひいた小川がながれる近代庭園。
雰囲気はよくとても良い庭なのですが、正直、もう少し手入れしてほしい、ちょっと残念なスポットでした。
芝生はのびてしまっているし、座ってゆっくりと庭園を眺めたいのですが、
腰掛けられるのが母屋の縁側、数人程度のスペースしかなく、混んでいると立って空くのを待つしかありません。
ベンチもありません。
ゆっくりできないのが残念、もったいないなぁと思います。
環境が改善されれば、また訪れたい場所です。
一度は訪れても良いと思います。
無鄰菴