熊本市街から高千穂を一気に目指します。
その途中、立ち寄ったのが通潤橋です。
橋長78M、幅6Mの巨大な石造りのアーチ橋です。
この巨大な石橋の目的は、 「水道」 なんです!
1854年、水が乏しかった白糸台地に水を送るために建設され、
現在、国の重要文化財となっています。
古代ローマの水道橋を思い出させる、見事な建築です。
熊本城もそうですが、熊本は石工の技術レベルが、
極めて高かったことが伺えます。
橋の真ん中についている口からは、
石管に残った砂や泥を取り除くために放水が行われます。
現在は、観光用に定期的に放水をしてくれています。
「1日1回午後1時」 が基本のようです。放水時間は15分程度。
通潤橋にあがりました。
まるで敷石のように続いているのが石管です。
水漏れを防ぐのに、漆喰を使ってつないでいるのだそう。
この路をたどって、名瀑・五老ヶ滝へ行ってみます。
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通潤橋の上から、茅葺小屋の脇を抜けて行くと、五老ヶ滝の駐車場。
そこから、さらに整備された階段を下って行きます。
通潤橋からは片道10分程度です。
五老ヶ滝は、落差50メートル。
断崖を豪快な水しぶきをあげながら落ちる様は、
日光の華厳の滝を思い出させます。とても見事な滝です!
滝壺まで降りることもできますが、
お気軽でよく見えるのは、この吊橋から。
今日のような雨の日は、
階段も含めてとても滑りやすかったので、ご注意を。
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【散策時間】 1時間程度
今日は雨だったので、通潤橋と五老ヶ滝だけまわりました。
見学は無料、駐車場は 「道の駅・通潤橋」 が利用でき、
散策コースも整備されているので、まわりやすく、
立ち寄りやすいのもポイント。
見ごたえもあるので、是非どうぞ。オススメです!
晴れていれば、仙者ヶ淵や棚田をめぐる散策コースを
行ってみるのも良さそうです。
通潤橋